川邉 久之(かわべ ひさゆき)

1963年 名古屋市生まれ

1988年 東京農業大学農学部醸造学科卒業、同年渡米し、カリフォルニアワインの銘醸地、Napo Valleyにて日本人初となる醸造責任者として15年間、ワインビジネスに携わる。

この間、California大学Davis校、Napa Valley Collegeで醸造、栽培、ワイナリー経営、財務、マーケティングなど多岐の関連分野を学ぶ。


2002年 帰国後、日本各地のワイン関連製品開発、品質改善などのコンサルタントとして関与する。

2005年 東京バイオテクノロジー専門学校醸造発酵コースで酒類業界希望の学生の育成、ワイン品評会審査員等など活躍の場を広げる。

2009年 株式会社 高畠ワイナリー取締役製造部長就任後は、国内外品評会にて上位入賞ワインを設計し日本で有数の高品質ワイン生産者へ変貌させる推進役として活躍。その傍ら、国税局、独立行政法人 酒類総合研究所、各地ワイン生産者組合などからの依頼でセミナー講演の講師活動、有名ワイン誌を中心に執筆活動を行い、ワイン製造に留まらずワイン文化向上に向けた活動を推進する。


2019年 ŒNOLUTION エノリューション 設立
エノログ(ワイン醸造技術管理士)としてワインの高品質化を核とし、ワインに関わる人の知を高めるべく創作に向け新たな事業を展開。

受賞歴など

2007年 

ジャパンワインチャレンジマダム・ボランジェアワード(マダム・ボランジェ基金)最優秀審査員賞を受賞。

右横写真:授賞式で高円宮様と記念撮影したもの。

2017年 

日本醸造協会醸造技能者表彰受賞。

資格・目標など

資格

一般社団法人 葡萄酒技術研究会認定 エノログ(ワイン醸造技術管理士)

一般社団法人 葡萄酒技術研究会理事

英国WSET(ワイン & スピリッツ エデュケーション トラスト)アドバンスド資格

総合旅行業務取扱管理者

国内旅行業務取扱管理者


目標

「ブドウとワインを育て、人と技術を育て、市場と消費者を育てる」という大切な使命を担える

"Wine Grower" としての概念を胸に抱くとともに"Wine Business"における己と公の発展を心がけ歩みたい。

MESSAGE

“人の温かさと熱い思いが真の豊かさを創る”


ワインメーカーとして“優れたワイン造り”を求め駆け抜けた30年、ナパヴァレーで過ごした15年と

日本に戻ってからの15年は、失敗と挫折の連続でした。


しかし、その経験に押しつぶされる事なくワイン造りを続けてこられたのは、"ワイン"という生き物が常に

私に驚きと発見”をもたらし、心の奥底から沸いてくるチャレンジ精神を思い出させ現場に立ち続けられたからです。


今では世界的に有名なナパヴァレー、ボルドーやシャンパーニュもはじめから銘醸地であったわけではありません。


ワインの聖地と言われるその場所は、辛抱強くワインと向き合う人たちが真摯に築き上げた歴史の積み重ねです。

日々直面するワイン造りの現実と真面目に向き合い、そこから沸き起こる悔しさと嬉しさ、そして失望と感動を創りだし長い時間をかけ、生き物であるワインが人に熱いエナジーを注ぎ込み希有なワインパーソンを創造していったのです。


15年の米国在住中に、ナパヴァレーワインの父と呼ばれた伝説的醸造家”アンドレ・チェリチェフ”を

父にもつデミトリ・チェリチェフ氏からワイン醸造を直接学びました。


時を同じくして、カリフォルニアでワイングローワー(Winegrower)というワイン文化を育てる思想を説いた

ワイン界では誰もが知る重要な人物の代表格、ロバート・モンダヴィ氏やジャスティン・マイヤー氏

(カベルネソーヴィニヨンで有名なSilver Oak Cellarsの醸造家)など、1970年代の創成期から1990年代に

名を馳せた類いまれなワイン業界人と出会い薫陶を受けることができました。


幸運にも自身が20代~30代と感化されやすい年齢で彼らと出会えたことは、

生涯にわたるワインビジネスの理想像を形成するにあたり大きな礎となりました。


その精神は根を張るようにしっかり自分自身に宿り、ナパヴァレーでのワイン造りから日本での

ワイン造りへとステージを移行しても消えるどころか、年を重ねる毎により強く熱くなっています。


アメリカのナパヴァレーと日本。

二つの地において、それぞれ15年間ワイン製造と販売の現場から実際の経営や運営面まで幅広く

携わる中、それぞれの利点を生かし、良いところは取り入れ、悪い所は迅速に改善し

ベストな選択をしていく事ができました。


自らが学んだワインの全てをお客様に還元したい

その願いを伝える為にエノリューションはスタートを切りました。


昨今、益々予想不可能な社会であるからこそ、代替えの利かない 

“人の温かさと熱い思い” を大切にワインに携わる人間として前進していきたいと思います。

〜ひと房の葡萄から無限の豊かさを〜

キャッチコピーについて

〜ひと房の葡萄から無限の豊かさを〜

ひと房の文字には、人の温もり、葡萄への愛と

文字通り一房の葡萄という両方の意味があります。

ひと房の葡萄がワインになり

次にワインを手に取る人の生活を豊かにする

そして、ワインに携わる人達も豊かになる

今の現在に至るまでの長い歴史の中で

人々の生活を豊かにしてきたワインの長い歴史

その文化へのリスペクトと未来への希望を込め、

エノリューションのコピーに致しました。