マスカット・べーリーA プリムール 2020 マンズワイン

マスカット・べーリーA プリムール 2020 マンズワインについて


プリムールとは「初めて」を意味し、ヌーボーと同じくフランス後で新酒をいいます。
2020年の9月に収穫、仕込まれたワインなので、まだ半年にも満たない人間でいえば漸く両足で立てるくらいのワインなはず・・・


ですが、飲んでみると「おぉー!」っと美味しさを感じ、ワイングラスが2杯、3杯と重なります。一般的に赤ワインは、発酵によりブドウの糖がアルコールになり、果皮の赤い色素が液体に溶け込んでワインになりますが、その後に風味を円やかにするために長い年月を熟成に費やします。


しかしながら、この2020年に生まれたてのワインは新酒としてのフレッシュさを前面にだしつつ、ちょっと背伸びした大人の雰囲気を風味の中に際立たせることにより絶妙なバランスを保っています。


パスタからソースの利いた肉料理までもカバーできる新酒の赤ワインとしては珍しい存在、日本ワインの代表的な品種、マスカット・べーリーAの可能性に新しい風穴を開けたワインであることは間違いありません。


私が知る限りの、様々な新旧にわたるワイン醸造法を駆使し、スケッチブックの上でイメージワイン醸造をしたくなる衝動を沸き立たせるワイン、流石に造り手のスタッフを世界中のワイン銘醸地とトレーニングできる学校に送り出し、常に進化を遂げているマンズワインさんの渾身の作品ですね!


素晴らしいプレミアムワインを造られる技術が備わった盤石の製造体制のなかでうまれる、お手頃価格帯(1,800円)ながら、ハイエンドのF1レーシングの技術のエスプリが惜しげもなく注がれた様子が品質から伺えます。


昨年9月に収穫、仕込まれたので、半年にも満たない人間なら漸く両足で立てるくらいのワインなはず・・・


いやいや、熟した赤い果実と黒い果実からなるベリー感と、プラムを思わす膨らみ、柔らかな酸と心地よいタンニンが、ついついグラスを重ねさせます。


新酒ながらも、トマトやクリーム味のパスタ、ソースを利かせた肉料理までカバーできる懐の深い大人の一面を持ち合わせた一級品です!


気になる方は、ちぇっくしてみてください。お勧めです!


エノリューション

代表の川邉久之は、カリフォルニア、ナパバレーにて15年間ワイン醸造に携わり、国内ワイナリーのコンサルタント、醸造責任者を経てワイン醸造技術士として独立。日米30年以上のワイン醸造経験を生かしたワインに関わる問題解決と発展を使命として活動中。

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