大人の科学バーVol.5 ご報告

2月15日(月)日本橋キウイラボ【大人の科学バー】にて、ワイン編vol.5
「発酵と醸造 9割の常識と1割の科学」をオンラインセミナーを行ないました。


美味しいワインづくりは、様々な形で説明されていますので、一見するととても複雑でウンチクに固められた手強いようにも思えます。しかしながら、遥か何千年も前の紀元前より営まれてきたワインづくりは、普段我々が目にする日常の常識でおこる「当り前!」でできています。



よいブドウ? 

美味しいワインの仕込みと抽出? 

発酵とオーク樽?


 は、少し難しいように思えますが、普段食べている果物や小豆などの常識、毎日の調理の動作、家庭でも目にできるパン焼きなどを思えばカンタンに理解できます。


この常識をイメージすることで、美味しいワインづくりのプロセスや美味しいワインをつくっている造り手の印象がより身近に感じることができ、これからワインを嗜んだり、ワイン生産者を訪れたりするときの理解がより深まることと願っています。


何千年もにわたるワインづくりの基本は同じです。もし、科学が少しだけ進化させたことがあるとすれば、それは「安心、安全、安定、だれでも、どこでも」とも表されるように、偉大な職人や先生たちの技術を広く公平に解き放ち、多くの人がワインを楽しめるようにしたことでしょう。


最後の質疑応答も活発になり、科学が証明した常識のもとに立って、シンプルなワインづくりに返り本来のブドウの美味しさを存分にグラスの中に届ける技術こそが、温故知新からの進化だと参加者で共有できました。


参加者くださった皆さま、主催くださったキウイラボに改めまして心より感謝を申しあげます。


次回は、「発酵と技術: ワイン醸造の道具と技法の変遷」と銘打ち、美味しいワインづくりの移り変りを様々な視点から切り込んで楽しく覗いてみようと思いますので、ご興味がありましたら、キウイラボ様の案内をチェックしてみてください。


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エノリューション

代表の川邉久之は、カリフォルニア、ナパバレーにて15年間ワイン醸造に携わり、国内ワイナリーのコンサルタント、醸造責任者を経てワイン醸造技術士として独立。日米30年以上のワイン醸造経験を生かしたワインに関わる問題解決と発展を使命として活動中。

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