ウッディファーム ソービニヨンブラン2018


来たる6月27日のワイン王国オンラインセミナーでお話しする山形県上山地区にあるウッディファームさんのソービニヨンブランが届きました!


ワイン王国117の日本のグランクリュにも掲載されている「ソービニヨンブラン2018」


価格は、税込2613円

1. 淡いレモングリーンが映えるフレッシュな外観、透明でグラスの向こう側がクリアに抜けとても綺麗


2. クリーンでハッキリとソービニヨン・ブランの品種特性が際立つアロマがグラスから立のぼり、ライムやグレープフルーツのような柑橘、パッションフルーツやグアバに代表されるトロピカルフルーツが華やぎ、切り立ての青リンゴを感じる新鮮な香りを感じる。


3. 菩提樹、白檀、クミンやターメリックなどのエスニックスパイスを思わす植物の香りを僅かに感じる。青臭い野菜や芝生のような印象はないので、熟したブドウを丁寧に選果し、果皮からの美味しい品種の特性を引き出すのに成功している。


4. 口に含むと、リンゴや柑橘を思わすバイタリティー溢れる豊かな酸とともに僅かな炭酸が爽やかさが彩り、辛口ながらも豊かな果実の風味が綺麗な酸の骨格に肉付きを与え豊かな口中感を与え、香りを反映した一貫性のあるミッドパレットとともに余韻まで生き生きとしたフレーバーが続く。


5. ソービニヨン・ブランの生き生きとした酸と果実の風味に象られたワインで、NZやオーストラリアのような果実が前面に押し出された新世界風のワインではなく、むしろ果実は控えめだが、しっかりと輪郭のある風味を担保している旧世界風で、似たスタイルでは近年品評会等で高評価される新しいスタイルのサンセールなどのようだ。


6. 日本ワインで流行の兆しのあるソービニヨンブランのなかで、ラベルの産地を隠されたら輸入ワインと間違うほどの完成度の高さを安定感のあるワインといえる。


感想のまとめ
冷旨酸がたっぷり保たれたスタイルなので、冷やして、柑橘やビネガーを振った冷菜や、魚介、白身の肉と合せて楽しみたい、これからの夏ワインの代表であり、価格帯の2~3段上を満たすクオリティなのでバリューの高さに驚くような、高い技術で完成されたワインだと思います!




第一回日本のグランクリュのオンラインセミナーでは、このワインの産地に関して深掘りしていきますので、ご参加の方は、事前にご準備下さい!


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オンラインセミナーに関する詳細は、こちら

ワイン王国 YouTube Live セミナー エノログ(ワイン醸造技術管理士) 川邉久之氏が語る「日本ワイン 注目のグラン・クリュ (*注)」6/27(土)開催 | 日本のワインを愛する会

『ワイン王国 117 号』巻頭特集「日本ワイン 注目のグラン・クリュ」で 日本のグラン・クリュを検証、執筆した川邉久之氏。 エノログ(ワイン醸造技術管理士)として、カリフォルニアや日本各地で活躍した 川邉氏ならではの視点で日本ワインの"グラン・クリュ"を語ります。 誌面では語り切れなかった裏話もトークライブで初公開! 日本ワインの最先端情報とともにたっぷりお伝えします! (*注) 「グラン・クリュ」はフランスのワイン格付け制度でトップに君臨する畑ですが、日本にはこうした格付け制度は ありません。本企画ではフランスのグラン・クリュに敬意を表し日本のすぐれた地域や畑を探求、それらを「グラン・クリュ」と表現しました。 川邉久之氏(かわべ ひさゆき):エノログ(ワイン醸造技術管理士)。1988 年に渡米、ナパ・ヴァレーで日本 人初の醸造責任者として活躍。帰国後、コンサルタント、審査員、醸造専門学校講師等を歴任。2009 年「高畠ワ イナリー」取締役製造部長。2019 年「ŒNOLUTION」設立 =YouTube Live 配信= 3 回シリーズ 第 1 回 6 月 27 日(土)14:00~15:30 テーマ:上山、高畠 上和田 ~山形県の日本ワイン造り~ ※第 2 回テーマは「山梨 峡東・中北、京都 京丹波 ~日本ワイン誕生の地、そして他地域への派生~」 第 3 回テーマは「広島 三次、熊本 菊鹿、大分 安心院 ~日本ワインのニューウエイブ~」を予定しています。

日本のワインを愛する会


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エノリューション

代表の川邉久之は、カリフォルニア、ナパバレーにて15年間ワイン醸造に携わり、国内ワイナリーのコンサルタント、醸造責任者を経てワイン醸造技術士として独立。日米30年以上のワイン醸造経験を生かしたワインに関わる問題解決と発展を使命として活動中。

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