ドメイヌ・タケダ ベリーA古木

タケダワイナリーさんの
"ドメイヌ・タケダ ベリーA古木"
飲ませて頂きました。



来たる6.27ワイン王国「日本のグランクリュオンラインセミナー」でお話する上山エリアの中心的存在のタケダワイナリー。


今回は、ドメイヌ・タケダ ベリーA古木に関して紐解いていきます。


1. 深い紫がかったルビーレッドで濃厚な外観がグラスに目を惹く。


2. 凝縮したラズベリー、苺、チェリーを思わす赤い果実、プルーン、ブラックチェリーを思わす黒い果実、スミレ、ココア、丁字や胡椒を思わす若干のスパイス感と白檀を思わす香りが心地よい。


3. 驚いたことに、マスカット・べリーAにみられる特徴の。キャンディーや小豆など甘重い北米系ブドウの特性は全く感じられない。


4. 口に含むと、凛とした綺麗な酸とミディアムプラスの程よいタンニンがバランスのよいミディアムボディーを奏でる。

5. 生き生きとした黒ブドウを思わす口中感でイタリア北部原産の赤ワインにも似た際立つ酸が豊かな果実を支え、口中に広がるり長い余韻を生み出す。10%というアルコール度数を遥かに超えた情報量の多いワインである。


6. 流石に樹齢70年を越える古木が生む凝縮したスタイルが、外観から余韻まで前面に出た秀逸なワイン。綺麗で骨格のある酸が長期熟成を約束できるマスカット・べーリーAでイタリア北部原産の赤ワインのように中身が詰まっている。


まとめ

本来のマスカット・べーリーAの特性はこういうブドウだったのか!と改めて驚くような気付きをくれる貴重なワイン。川上善兵衛先生からのブドウを色づけすることなく、無垢なワイン造りで今も残してくれている造り手に心より感謝できる至極の1本である。

こちらのワインに関しても6.27のワイン王国「日本のグランクリュオンラインセミナー」でお話致します!

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エノリューション

代表の川邉久之は、カリフォルニア、ナパバレーにて15年間ワイン醸造に携わり、国内ワイナリーのコンサルタント、醸造責任者を経てワイン醸造技術士として独立。日米30年以上のワイン醸造経験を生かしたワインに関わる問題解決と発展を使命として活動中。

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