勝沼醸造さん アルガ クラレーゼ GI山梨 2018

第2回ワイン王国「日本のグランクリュ」オンラインセミナーでお話しする<山梨 峡東(きょうとう)・中北(ちゅうほく)、京都 京丹波(きょうたんば)>エリアのワインをご紹介するシリーズです。


今回は、勝沼醸造さんの「アルガ クラレーゼ GI山梨 2018」を紐解いていきます。


1.淡いレモングリーンの外観


2.クリーンで三次元的な果実の香り、シトラス、梨、白桃、白い華、
  ボックスウッド、白檀を思わす香り


3.辛口であるが口中の豊かな含み感があるので戦慄をおぼえず親近感感じる
  アプローチアブルな印象。


4.ミディアムプラスの豊かで柔らかい酸はワインのもつアミノ酸がフレッシュな

  果実由来の酸を巧みにコーティングしてバランス豊かなマウスフィールを演出する。


5.香りをフォローした風味でミッドパレットも充分なボリュームで余韻も長い、

  イセハラの単一畑とは異なる、コーラスのような奥行きある風味を閉じ込めたスタイル


6.果実に発酵由来の酵母滓を介在させたシュール・リー技法で酵母のもつシリアルを

  思わすクリスピーな風味がはじめはワインを閉じさせるようはたらくが、時間と共に

  甲州ブドウの果皮の旨味を口中で再現させるように持上げ、新鮮なブドウを食べて

  口の中で触感を感じている記憶を思い起こさせる。


まとめ
複数の畑をブレンドしたときに起こる奥深さはと馬力のあるボリューミーな風味は、

イセハラと異なるものの上位品目が培った醸造の巧みさが幾重にも感じられる秀逸な

ワインである。同じ造り手が、同じ哲学の下で異なる畑からデザインする物語を

体験するには、是非とも上位品目と飲み比べて違いを捉えてもらいたい素晴らしい

ワインです。


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エノリューション

代表の川邉久之は、カリフォルニア、ナパバレーにて15年間ワイン醸造に携わり、国内ワイナリーのコンサルタント、醸造責任者を経てワイン醸造技術士として独立。日米30年以上のワイン醸造経験を生かしたワインに関わる問題解決と発展を使命として活動中。

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