下北半島のサンマモルワイナリーに行ってきました
2019年7月6日
本州最北端に位置する下北半島のサンマモルワイナリーに行ってきました
82haの広大な土地敷地に12haのヴィニヤード、さらに500haの短角牛の放牧地、高台で陸奥湾の反射光が存分に得られる49haの未来のピノ・ノワール圃場…
ここは、まるでソノマかサンタ・クルーズを彷彿させる、日本を超越した海を見下ろす絶景地でした
ワイナリー内は整然としており、青森県のA-HACCP認定取得、さらにはグローバルHACCPと圃場のグローバルGAP認定を目指しているという、日本ワインのお手本のようなワイナリーで脱帽でした!
このワイナリーと第2ワイナリーとなる弘前近郊のワイナリーホテルを経営する北村社長、さらにその右腕のワインメーカー寺澤さんと、彼を補佐するセラーガールの吉田さんは、共に東京バイオテクノロジー専門学校 醸造発酵コースの卒業生で教え子と共同研究をしたチームのメンバーです。
ここの、メトード・トラディショナルのスパークリングワインの製造ラインは、私の知る限り本州一の設備で、北のレコルタン・マニピュランと言えるほど圧巻です!
ワインビジネスやワイン醸造、工場管理、品質コメントであっという間の午後は過ぎ、大湊駅を後にしました。
ワインメーカーとの品質コメントで、おや?と思ったことは、確実に何が足らなかったかの理由を隠すことなく話してくれるので、瞬時に解決策が浮かび
学校の講師と学生時代に戻った口頭試問のような風景でした
(基本、教え子にはLIFE TIME CONSULTATIONをする約束をしています)
10年以上、現場で揉まれてきた、かつての教え子は立派なエノログ資格を与えられる人材に育ってきたと実感、その後を追う可愛い女性エノログのCandidateを育てて欲しいです!
何が足りなかったかを振り返られる技術者は伸び代が残された証拠です。
青は藍より出でて藍より青し…
青森県 下北半島 サンマモルワイナリーの午後でした。
エノログ
川邉久之
#日本ワイン #川邉久之 #ワイン醸造家 #サンマルモワイナリー #下北半島
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