ワイン王国オンラインセミナー第2回目まとめ Part 1


ワイン王国 X エノログ川邉のオンラインセミナー第2回のご報告です。


第2回目
日時:7月11日
テーマ: ~日本ワイン誕生の地、そして他地域への派生~<山梨 峡東(きょうとう)・中北(ちゅうほく)、京都 京丹波(きょうたんば)>


ご紹介するワイナリー:

サントリー様、勝沼醸造様、丸藤葡萄酒工業様、

マルス穂坂ワイナリー様、丹羽ワイン様


下記のエリアがグランクリュにとしてふさわしい理由

山梨:ワイナリーが集中しているエリア、歴史、時間・人・技術の蓄積がある。

京丹波:山梨県の技術の派生を受けて誕生したワイナリー。場所は、内陸で寒暖差があり

葡萄栽培に適している。


山梨県峡東地区:

県の殆どが山間部だが笛吹川と釜無川が合流して富士川に流れて合流扇状地を作っている
このエリアに約60のワイナリーが点在している地区で川が成した芸術の様なテロワールについて話しました。


笛吹川が合流扇状地となり大きな扇状地をつくります。扇状地は、山から流れてきたがれきが扇形に広がり、水はけの良い地形をつくる為、雨が降っても雨が滞留しない構図になっていて葡萄に良い環境です。

(セミナーの様子)


金川扇状地の中心に位置する「勝沼醸造」は、背後が山で斜面があり水はけがよい。
扇状地の特徴:昼間、太陽をサンサンと浴びた平野部が、山から吹き込んでくる風により、急激に冷やされ、寒暖差をうみ酸と糖度のバランスのよい質の高い葡萄ができる。


ご紹介したワインは、アルガ ブランカ イセハラ2018年
(ワイン王国117号page71掲載)
品種:甲州100% 価格5500円


こちらのワインに関する川邉のテイスティングコメントは、こちら↓↓

https://winemaker-hisayukikawabe.amebaownd.com/posts/8731435


同時にご紹介したアルガ クラーゼ GI山梨2018年のテイスティングコメントは、こちら

https://winemaker-hisayukikawabe.amebaownd.com/posts/8700037


京戸川扇状地に位置する「丸藤葡萄酒工業」は、ボルドーでは、色をつける為の補助品種であるプティ・ヴェルドを見事に主役にする事に成功をしました。エレガントで、濃縮度が高く、チョコレート、トリュフ、腐葉土を感じる複雑で奥行の深い世界クラスの赤ワインになりました。日本のプティ・ヴェルドの礎を築いたともいえるエリアです。

(セミナーの様子)


ご紹介したワインは、ルバイヤード プティ・ヴェルド2017年
(ワイン王国117号page72掲載)です。


中北地区

日本でトップクラスの日照時間を有する山梨県の中でもより日照時間があり、斜面に面した葡萄園が多く極めて排水性がよいエリアです。


ご紹介したワイナリーは、サントリー登美の丘ワイナリーと本坊酒造マルス穂坂ワイナリーです。


ご紹介した本坊酒造マルス穂坂ワイナリーのワインは、
シャトーマルス 日之城シャルドネ2018年 (ワイン王国117号page73掲載)
品種:シャルドネ 価格:5000円


こちらのワインに関する川邉のテイスティングコメントは、下記をご確認下さい。

https://winemaker-hisayukikawabe.amebaownd.com/posts/8799811


第2回目のまとめPart2では、中北地区の続きと京丹波について書いていきます。


最終回になります第3回目もお見逃しなく!


第3回 8月6日(木)19:30~21:00
テーマ: ~日本ワイン誕生の地、そして他地域への派生~<広島 三次(みよし)、熊本 菊鹿(きくか)、大分 安心院(あじむ)>
お申し込みは、下記までお願い致します。

#エノログ川邉 #日本ワイン #勝沼醸造 #丸藤葡萄酒工業株式会社 #ワイン王国

エノリューション

代表の川邉久之は、カリフォルニア、ナパバレーにて15年間ワイン醸造に携わり、国内ワイナリーのコンサルタント、醸造責任者を経てワイン醸造技術士として独立。日米30年以上のワイン醸造経験を生かしたワインに関わる問題解決と発展を使命として活動中。

0コメント

  • 1000 / 1000